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1 :◆UC2AnoIOHw @ヂートゥφ ★:2009/03/15(日) 02:14:03 ID:???

 米国を代表する新聞紙ニューヨークタイムズは、この3月からウェブサイトを通じてグラフィックノベルの
週間ベストセラーを紹介する記事掲載を開始した。書籍のなかでこれまでマイナージャンルとされてきたグラフックノベルが、
出版界に認められる動きのひとつとして米国では注目されている。
 米国でのグラフィックノベルのジャンルとしての確立は、日本のマンガにとっても重要だ。
なぜなら米国での日本のマンガは一般的にはグラフィックノベルのサブカテゴリーで、依然その売上シェアの半分近くを占めているからだ。

 一方で、ニューヨークタイムズのグラフックノベル週間ベストセラーは、
同じグラフィックノベルをハードカバー部門、ペーパーバック部門、マンガ部門と3つに分けている。
 同じグラフィックノベルでも、体裁や価格が異なるハードカバー、ファンや内容がアメリカン・コミックスと異なるマンガを切り分けたかたちだ。
質的に異なり比較するのが難しい作品を、うまく分類している。読書にとって理解しやすいものになっている。

 この週間マンガのベストセラーで、『NARUTO』の大旋風が吹き荒れている。まず、3月5日に発表された最初のリストでは、
1位『NARUTO 38巻』、2位『NARUTO  40巻』、3位『NARUTO 39巻』、4位『NARUTO 41巻』、6位『NARUTO 37巻』、
7位『NARUTO 35巻』、8位『NARUTO 36巻』、9位『NARUTO 34巻』と上位4冊、ベスト10のうち8冊までが『NARUTO』という状態である。
 3月13日に発表された最新リストもほぼ同じ状態で、1位から4位までをそれぞれ40巻、41巻、38巻、39巻が占めている。
ベスト10のうち、やはり7冊が『NARUTO』だ。


 こうした『NARUTO』の独占状態は、マンガを出版するVIZメディアのマーケット戦略が理由である。
VIZメディアは、日本と米国のマンガ出版のタイムラグを埋めるため、今年2月から4月まで3ヶ月間に一気に11冊44巻までを発売する予定だ。
 これで日米の単行本の発売時期の差は、一気に半年未満に縮まる。VIZメディアが単行本の発売をいそぐ理由には、
マンガでも広がり始めているインターネット上の海賊版対策の狙いもあるとされている。

 しかし、米国では日本に較べて値段が高いマンガ高くなっている。VIZメディアの思惑とは別に、
『NARUTO』ファンの中心である男児層の購買力がこうしたハイペースの刊行について来れるのかとの懸念もあった。
しかし、ニューヨークタイムズのベストセラーを見る限りでは、そうした心配は無縁であったようだ。
 米国では2008年に日本マンガの売上高が、初めて前年比でマイナスに転じている。しかし、『NARUTO』に関する限りは、依然好調なようだ。

 3月13日のトップ10は、『NARUTO』以外にも興味深い点がある。それは『NARUTO』以外の3冊『Bleach 26巻』(5位)、
『紳士同盟† 9巻』(8位)、『Black Cat』(9位)が全て、『NARUTO』と同じVIZメディアから出版されていることである。
同社の北米における日本マンガ市場の占有率は過半数を大きく超えているとされるが、今回のベストセラーでは独占状態である。


 それでもVIZメディアは、先日、昨今の経済環境を理由に、社内の一部リストラに着手すると発表している。
そこからは、北米の日本マンガ業界が直面する環境変化が感じられる。
そうしたなかでも、VIZメディアは、全体から見れば勝ち組として、これからも産業の中での影響力を強めて行きそうだ。
 
ニューヨークタームズ(New York Times)
グラフィックノベル ベストセラー リスト(マンガ) 3月15日付
http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2009/03/13/graphic-books-best-seller-lists/

posted by animeanime at 2009.03.14
http://animeanime.jp/biz/archives/2009/03/ny_naruto_10viz.html